2000-05-09 第147回国会 衆議院 農林水産委員会 第13号
○谷津政務次官 今般の法律改正では、乳製品の需給状況を反映した価格形成を促進するという観点から、安定指標価格の廃止を予定しております。 安定指標価格の廃止後は、乳製品の過去の価格変動、在庫状況等の需給動向を勘案いたしまして、輸入乳製品放出の是非を判断することとしておるところであります。
○谷津政務次官 今般の法律改正では、乳製品の需給状況を反映した価格形成を促進するという観点から、安定指標価格の廃止を予定しております。 安定指標価格の廃止後は、乳製品の過去の価格変動、在庫状況等の需給動向を勘案いたしまして、輸入乳製品放出の是非を判断することとしておるところであります。
一つは、生産者補給金につきまして、不足払い方式から直接単価を算定するという方式に改めるということでございますし、それから、これまで決めておりました安定指標価格とか基準取引価格、これを廃止するということで、販売価格の動向が生産者の方に伝わるようにするというのが一点でございます。
○谷本巍君 政務次官、なぜそこのところが重要になってくるかといいますというと、不足払い制度を廃止して二〇〇一年から新たな制度に移るというのだが、ここじゃ政務次官も御存じのように、安定指標価格も事業団売買操作も全部やめてしまいます、そしてそれにかわって酪農家の生産調整と指定団体のブロック化による取引でもって価格を安定させようと、こういう構想になっています。
また、それからつくられました乳製品につきましても、政府が安定指標価格を定めまして、極めて固定的に推移している。それが、今回の私どもの考えといたしましては、その二つとも、市場実勢を反映して、別の言葉で申し上げれば消費者ニーズなり実需者ニーズを反映して価格が形成されることとしたい。その面が最大の相違点、変わっている点だ、このように理解しております。
ただ、私ども、今回の考え方といたしましては、安定指標価格として極めて固定的なところに市場実勢を反映させまして、相対取引によりまして価格を形成していただきたい、このような制度改正を考えておるところでございます。
○城説明員 先般の御質問にお答えいたしましたが、現在、不足払い制度を廃止する観点から、乳製品の安定指標価格並びに加工原料乳の基準取引価格を廃止いたしまして、そこを双方の相対取引に移行させるわけでございます。
○政府委員(本田浩次君) 御承知のとおり、畜産物価格につきましては、豚肉と牛肉の安定価格、それから肉用子牛の保証基準価格、バター、脱脂粉乳などの指定乳製品の安定指標価格、それから加工原料乳の保証価格などを今週中にも決定する予定で作業を進めております。そこで、これらの価格の決定に当たりましての情勢につきまして御説明をさせていただきます。
○政府委員(本田浩次君) 先生御案内のとおり、牛乳・乳製品につきましては、特に指定乳製品、バター、脱粉でございますけれども、これにつきまして、加工原料乳生産者補給金等暫定措置法によりまして、安定指標価格を基準にしてその指定乳製品の価格安定を図っているという状況でございます。
あるいはまた肉についても、あるいはその他のものについてもすべて、例えば安定帯価格制度とか安定指標価格制度とか、それぞれこれらの業がみんな成り立つような配慮をしてあります。
このため、安定上位価格とかあるいは安定指標価格というのは法律的にはなくなっていくわけでありますが、そうかといって何の指標もなく不明確なままでよいかということになると、そうはならぬわけであります。改正の目的にも蚕糸業の経営安定ということを明確に掲げているからであります。 どのような価格を指標とし調整を行っていくのか、初めに大臣にその点を伺いたいと存じます。
○谷本巍君 そうしますというと、従来のそれでいえば安定上位価格であるとかあるいは安定指標価格、そうしたものを念頭に置きながらやっていく、つまりこれまでと基本的に考え方は変わらないというふうに見ておいていいのですか。
他方、御指摘のように乳製品につきましては安定指標価格制度を採用しているわけでございます。この安定指標価格につきましても、安定指標価格の一定の幅をめどといたしまして、調整保管なり事業団の買い入れによりまして価格を安定させるという意味では同じような価格安定の機能を有しているわけでございますけれども、価格安定指標につきましては、価格安定帯としないで一つの水準ということを採用したわけでございます。
指定食肉と蚕糸については安定帯価格制度を三十六年からとっておりますし、指定乳製品については安定指標価格制度を採用しておりますけれども、お聞きしますと、もともとは安定帯価格制度であったのにもかかわらず、指定乳製品については安定指標価格制度をとったということでありますが、この二つの制度はどのように考え方が違ってきているのか、どんな考え方の違いに基づいてこういう制度をつくったのかが一点。
また、バターの価格は需給動向を反映いたしまして低下傾向で推移しているところでありますが、七年度の安定指標価格の決定に当たりましても、これらのことを含め検討し、決定してまいりたいというふうに考えているわけでございます。 また、先生の御指摘のありました生クリームの消費拡大でございますけれども、競合する植物性油脂との価格差をどうやって縮小していくかということが検討課題であるわけでございます。
○鉢呂委員 買い入れ、調整保管等が有効に機能するかどうかということではなくて、あの当時の六十三年の国会答弁でも、そういう事態、いわゆる安定指標価格を下がった場合には、そういう事態が生じたときには、畜安法に基づく買い入れ発動を行いますというふうに御答弁をされておりますから、きちんとこれを履行していただきたいと思います。
このことについても政務次官に、バター等の事業団買い上げにはいろいろな条件があると思いますが、安定指標価格を下回った場合にこれをきちんとする、そういう決意があるのかどうか、そのことについてもお伺いいたしたいと思います。
そういうことを受けまして、バター、脱脂粉乳等の卸売価格もここのところまだ安定指標価格に比べて六%くらい高いかと思いますけれども、ここのところ低下傾向で推移してきている。
○鉢呂委員 私は、安定指標価格はそのとおりであります、しかし、消費の実勢は強含みでありますから、むしろ安定指標価格は上げて、上げた結果が基準取引価格も上がるわけでありますから、基準取引価格は安定指標価格にほぼ連動するわけであります。私は、それが相当である。やはり生産者の保証価格、初めに据え置きありきという考え方に無理があるというふうに思わざるを得ないのです。
そこで、行きますけれども、例えば安定指標価格についても据え置き、しかし昨年一年間で、いわゆる乳製品が、実勢価格として安定指標価格に対して一〇%増しの価格で売られております。それだけ乳業メーカーは高く売られたと言ってもいいんですけれども、そうである限りは私は基準取引価格は上げるべきが正当じゃなかったか、基準価格は当然上がっていい。
○赤保谷政府委員 先生御承知のとおり、安定指標価格、これについては消費の確保を図るということを考慮して決める、そういう性格のものでありまして、そういう価格の性格を考慮して据え置いたということでございます。
それから、限度数量の点でございますけれども、限度数量につきましては、畜産振興事業団は加工原料乳生産者補給金等暫定措置法、これの定めによりまして、指定乳製品の価格が安定指標価格の上下一定割合を基準に変動したときに乳製品の買い入れ、売り渡しをするということでございます。
このため、バター、脱脂粉乳の大口需要者向けの価格は安定指標価格を大幅に上回って推移していたところでございます。 なお、今後の生乳の需給についてでございますが、安定化に向かうものと考えられるわけですけれども、天候要因等の予測しがたい要因もございますので、需給状況を慎重に見守ってまいりたいと考えております。
こういう状態になっていること、あるいはまた、その原因として、畜産事業団がバター、脱脂粉乳を輸入しているわけですが、その安定指標価格は一一六%から一四九%、平均一二三%、脱脂粉乳で一一四%から一二九%、平均で一一九%というふうに、このいわゆる指定乳価の安定指標価格から四%をはるかに上回っている、こういう状況下にあるわけでありますから、こういったいろいろな状況を考える。
ことしは特にそういう意味では安定指標価格等いわゆる乳製品の価格も上がっております。そうすると基準取引価格も上げてもいい。
○説明員(武智敏夫君) 例えば、きょう議論いただいておりますのは、加工原料乳の不足払い法に基づきます保証乳価でございますとかあるいは限度数量でございますとか、安定指標価格でございますし、それから昨日食肉部会で御意見を聞きましたのは牛肉ですとか豚肉の安定帯価格ですとか、あるいは今度の四月一日から初めて適用いたします、牛肉の自由化に対応いたします肉用子牛の保証基準価格ですとか合理化目標価格で、要はそういった
それに対しましていわゆる乳製品の安定指標価格、これは政府が決めることになっておりますけれども、これが六十一年度以降、昨年も含めまして四年連続下げておりまして、これは、バターにつきましては一五%程度、脱粉につきましては五%ぐらい下げております。現実のバターの価格につきましては一〇%ぐらい下がっておるというようなことで、一部といいますか、消費者への還元もある程度図られておるというふうに思っております。
そこのバターなり脱粉につきましては御承知のようなことで、制度上は安定指標価格より四%超えますと、本来で言いますと、例えば輸入等でもやりまして冷やすというようなことでございますけれども、また輸入の問題、いろいろ難しい問題がございまして、今行政指導で何とかということでやっておりますが、御指摘のように若干安定指標価格の四%より上で推移しておる。
次の質問でありますが、北海道酪農の安定的発展を進めるため、需給状況を踏まえた生産を行わなければならないといたしましても、最近乳製品価格が安定指標価格を超えて推移しているという状況を考えると、加工原料乳限度数量はゆとりある需給計画をつくり、拡大すべきと思います。すなわち二百三十万トンを超えて、例えば二百四十万トンというふうに考えますが、いかがでしょうか。
現実にその後の状況を見ますと、依然として、先般決めましたこれら特定乳製品の安定指標価格に対しまして、現実の市況は大変強含みに推移しております。大変大ざっぱに申し上げますと、脱脂粉乳については安定指標価格に比較して七%を若干超えるというふうなレベルで推移をしておる。